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2006年8月13日 (日)

干潟では久しぶりに日本初記録のシギ

8/7(月)に友人の I さんからメールが来て、前日の日曜日に多摩川河口で日本初記録のコシジロウズラシギが観察され、さっそく見に行ってきたとのこと。日曜日に撮影された写真としてこちらのブログが紹介されていました。腰が見えなかったら欲求不満になりそうな鳥ですが、白い腰がばっちり写っていてまごうかたなき画像です。

  
以前は干潟が日本中にあり、場所によっては埋め立て中にかえって良い生息環境ができたりして、河口干潟や砂浜海岸のシギ・チドリは珍鳥派のもっともホットなフィールドのひとつでした(オールドタイマーにとっては今は見る影もないですが、それは余談)。

ヨーロッパや北アメリカが本来の分布地で、そこから迷って飛んで来た「珍鳥」がしばしば出現してウォッチャーを興奮させたものです。


そのようなシギ・チドリのフィーバーの中で、分布の上から渡来の可能性がある種はあらかた見つかってしまったのですが、ほとんど最後に残っていたと言ってよいのが、今回出現したWhite-rumped Sandpiperコシジロウズラシギなわけです。


分布の上から渡来の可能性がある、というのはどういうことかというと、同じ北アメリカに分布があっても中緯度のものは日本に飛んで来ようがありません。たとえば、繁殖分布は合衆国内が主で、北限がカナダ南部にひっかかっているだけのアメリカダイシャクシギなどが飛んでくる可能性はゼロに近いでしょう。

北アメリカの鳥が日本に迷行するためには、繁殖地が高緯度地方にあって、南下するときにちょっと方向を間違えればアジア側に来てしまう状況にあることが不可欠なわけです。

この鳥の繁殖分布はアラスカ・カナダの北極海沿岸で、十分に渡来の可能性がありました。たとえば、日本で従来から迷鳥として記録のあった、コモンシギとかアシナガシギとかとまずまず大同小異といってよい分布なのです(ただし、たしかにコシジロウズラシギのほうがこの2種より分布の西端がすこし遠いですが)。


日本の古いウォッチャーのなかには、若い頃、北米の図鑑に出ている本種を見て、「これの初記録は俺が出す(=観察する)!」と、特徴をチェックされた経験のあるかたもおそらく何人もいらっしゃるでしょう。


それで今日(8/12)見に行ってきたのですが、今日は遅いのでまた明日・・・

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